2013年11月8日金曜日

J-GIAHSネットワーク設立総会開催(石川県珠洲市)

 日本国内には5つの世界重要農業遺産システム Globally Important Agricultural Heritage systems (GIAHS)の地域(サイト)があります。国際連合食糧農業機関(FAO)が認定しているとはいえ、認知度は十分とはいえません。
 そこで、各サイトが相互に情報交換やサイト間交流を行いながら、先進国における世界農業遺産の価値と認知度を高め、更には認定された各地域におけるシステムの持続性とその活性化を目指すことを目的に、各サイトを構成する基礎自治体(5サイト合計:28市町村)レベルでの連携組織「世界農業遺産認定地域連携会議(J-GIAHSネットワーク会議)」の設立が求められました。
 設立総会ではJ-GIAHSネットワーク会議設立総会及び会議運営方針、事業計画の事務局より提案があり、承認されました。次年度開催地は2011年に農業遺産に認定された佐渡市が担当するのはことになりました。

開催日:平成25年11月7日(木)~8日(金)
会場:石川県珠洲市(主会場:珠洲商工会議所会館2階 大ホール)
出席者数:49名
内訳
農水省4国連大学4佐渡市2新潟大学1熊本県2大分県及び市町村9静岡県及び掛川市3金沢大学1
石川県及び市町17事務局珠洲市6
主催:J-GIAHSネットワーク設立準備事務局 能登地域GIAHS推進協議会 事務局(珠洲市自然共生室)
TEL:0768‐82‐7720

また、記念公演では、国連大学サステイナビリティと平和研究所 シニア・プログラム・コーディネーター 永田明氏による『日本ののGIAHSー過去・現在・未来ー』~基礎自治体に求められているもの~と題し、地域住民自らが地域の素晴らしさを再発見し、地域に生きる自信と誇りを取り戻し、地域活性化の動きに結びつけることによって、世界的に重要な農業遺産を次の世代に確実に継承すること。またGIAHSは国際的な仕組みであるとことから、基礎自治体としても経験や教訓の情報提供など、GIAHS全体が発展するための国際的な貢献が先進国のサイトとして必要とかれました。