2013年11月10日日曜日

世界農業遺産「静岡の茶草場農法」シンポジウム(11/10)

3年に一度開催される『世界お茶まつり2013』が静岡県コンベンションアーツセンター"グランシップ"において11月7日から11月10日の3日間開催されました。

私たち、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」推進協議会は、さらなる茶草場農法の推進とPRのため、最終日にシンポジウムを行いました。

第1部基調講演では、国連大学で世界農業遺産の推進にご尽力されている永田明氏をお招きし、世界農業遺産の成り立ちから役割及び国内サイトの紹介を講演されました。

また、「静岡の茶草場農法」を『発見』した静岡大学教授の稲垣英洋氏の講演では、茶農家の環境を保全したいという意識で世界農業遺産を認定されたのではなく、良質なお茶生産をしたいという熱意が代々受け継がれていたことが副次的に茶草場の草地環境が保全されたのが素晴らしいと紹介されました。

第2部では、静岡より先に世界農業遺産へ認定された石川県の堀畑正純石川県環境部長と茶草場農法実践者の菊川の堀延弘氏と川根本町の土屋裕子氏を交えてパネルディスカッションを行いました。

菊川の堀さんからは茶草場農法を支えるためには世代交代を見据え若い力が必要なこと、川根本町の土屋さんから町内でも認知度は低く農業遺産の推進のためには積極的に利活用していく必要があると話されました。




また、世界お茶まつり2013会場内では、国内で世界農業遺産へ認定された5地域を紹介するブースも用意しており、PR活動を行いました。なお、このブースには石川県庁の職員さんがはるばるきてくださいました。



国内紹介ブースを切り盛りする石川県の表さん